2018-01-22

Brave One ~ブレイブ ワン~

ジョディフォスター主演
はしょると暴行被害者が復讐していく話ですね。
今回の地上波放送で見るのは、2回目です。

このような映画は見る人を選ぶでしょうし感じ方も見た人の分だけあるでしょうね。

わたしも、もし同じ立場になったなら復讐の道を歩みそうな気がします。
パートナーを暴行、殺され同時に自らも暴行された描写でしたよね。
作中では性的な暴行をうけていたように感じられる描写もあったのでなおさらです。

復讐の連鎖を断ち切るために仇討なるものは
近代に近づくにつれ排除されてきた人間の歴史ですが
どんなに近代化されても暴行や殺人の犯罪がなくなったことはないと思います。


地下鉄内での殺人はちょっと都合よすぎな気がします。
監視カメラなんかに残っているでしょうに。。。
事件後はまた割とあっさりとたちなおった感がしました。
もうちょっと丁寧に心理的描写を映像化してほしかったです。
薬をのんでいた映像もありましたし
ベッドから出られず昼すぎ?から起きたようなシーンもありました。
それにただの通行人の挙動や扉から出られないような描写も当然ありました。

ただもうちょっとそのあたりの過程をじっくりと見せてほしかったです。
せっかくジョディフォスターの演技なのですから。

それ以上に驚きはやっぱり結末ですけどね。
わたしはジョエルシルバーの部分にネックがあると思います。
こういう映画は多分鬱エンド(笑)ってなかなかできないですし
実際には犯罪被害者より加害者の方がはるかに守られている部分があると感じられます。
特に日本での場合、特に未成年者における重犯罪はそのように感じれます。
ある小説だったか漫画だったかネットのブログだったか忘れましたが
こんな時代にこそ打ち首獄門やら市中引き回しの刑があるべきだってことですね。。
そもそも極端な話ですけど
犯罪の抑止力はどこにあるのかと問われれば厳密には刑罰にはなりえないので
『良心』としか言えませんよね。
では被害者や家族はどうすれば傷を癒せるのかっていうジレンマの部分が映画の中でもっと見たかったです。

刑事さんも犯罪被害者だった場合もっと感情移入しやすかったかもです。
冒頭部分でそういった映像をほんの少し出しつつ新聞などの映像を刑事の妻、暴行死。
犯人逮捕、刑事さん絶望のまま休職、復職しつつみたいな、、、ね。
そうすると一気にジョディに肩入れする部分に納得がいくようになるんですよね。

こうして書いてみると刑事さんがブレブレだから違和感を感じるのかもしれないです。
法の番人的なコメントで粛々と一切の変な道義心や同情心を排して職務遂行していたら、、、
もっと違った脚本・そして結末になったと思います。

どうなんでしょうか。
ぜんぜんカテゴリが違いますけどソードフィッシュのラストは主人公に犯罪を強要させていた彼らは死んで終わったというのが本来の結末だったようです。私もソードフィッシュに関してはやっぱり公開されたバージョンの方が圧倒的にいいと思います。娯楽作としてスッキリする作品にしたかったのでしょうか・・・

おもしろかった。
ただどっちつかずなところがさちょっと残念でした。
社会派的な作品か完全にスッキリ爽快娯楽作品のいいとこどりみたいな、ね。あとさジョディの彼氏役が思いのほかかっこよくないところが残念すぎε-(;-ω-`A) フゥ…
そこはチョイ役だけど演技がへたっぴでもいいからそこそこイケメン俳優にしとけって気がした。それともあの俳優さんはハリウッドではイケメンに分類されるんかな?!
そしてこの曲を思い出しました。

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